過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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◆7F1xhg7Fvs
[saga]
2013/03/01(金) 01:57:11.33 ID:L6So6NmMo
ゲ イ
「突き穿つ――」
ランサーが宝具解放の構えに入っている。大気が震え、マナが槍に集まっているのが分かる。
飛んで避けることも不可能。宝具名の半分が言葉になった時点で、ランサーの真名は確定した。
ならあの槍は、確実に心臓を穿つ因果逆転の魔槍。対抗する手段は、同じく運命に干渉しうる宝具のみ。
ヒ エ ロ ス ・ ガ モ ス
「完全なる半月輪廻――」
もう手段は選んでいられない。この翼はまだ制御しきれない。下手に使えば穢れで狂う。
弓はランサーの方に飛んでいる。取り戻すのは諦めるしかない。とにかくこの一撃を防いで、翼の機動力で一旦逃げる。
ホ ゙ ル ク ゙ ブロークン・ファンタズム
「死翔の槍!」 「壊れた幻想っ!」
マッハ2で飛ぶ赤い槍。必ず命中することを約束された、因果逆転の一閃。
赤い直線が残す残像が、空へと真っ直ぐに飛ぶ。収束する魔力が赤い環となって槍を覆い、天界目指して聳え立つ塔を建てる。
向かえ撃つのは淡い赤。全てを無に帰す、浄化の矢。滅びの契約を破戒するために生まれた宝具。
その槍が心臓を穿つという結果を確定させているなら、投擲されたという事実まで遡って運命を書き変える。
「うらぁああああああ!」
「まど、か――ッ!」
共に因果干渉の力を持つのなら、あとは単純な威力比べになる。
神霊に匹敵する最大級の神秘が刻まれた槍と、神霊の残した世界の理そのもの。
二重の赤光が競い合い、境界面を生まれる赤のグラデーションが美しい。
既に沈んでしまった夕陽さえも嫉妬するほどの絶景が海を彩る。
無限につづくかと思われた赤い決戦は、けれど、終わりを迎えて。
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