過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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183: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/07(日) 21:59:08.42 ID:CKlB2itD0

もしこの二択のどちらかを選べと言われたとするなら、どう考えても後者を選ぶのが最善だ。
力を持たない人間に災難が降りかかるよりも、災難に対抗する術を持った人間に対処させた方が、被害が少ないことは明らかである。
つまり、子供達に自衛組織を作らせて犯罪に対処させた方が良いということだ。


もちろんそんなことは黄泉川もわかっていた。
だが理屈の上では正しいことでも、それを納得できるかどうかは別問題である。
なまじ彼女は正義感が強いために、この事柄に対して簡単に妥協するということは出来なかった。


戸惑う黄泉川に先輩はさらに言葉を続ける。



先輩「お前の『絶対に子供を危険に会わせない』という考えは確かに素晴らしいことだと思う。 
それこそ『警備員』全体が掲げるべき信念だろう」

先輩「だけどその考えを何時までも押し通すのは現実として無理があるんだ。 
たまには少し考えを曲げないと、かえって被害を拡大させかねないのさ」

先輩「信念を通した結果誰かが不幸になってしまったとしたら、それはもう信念じゃなくてただのエゴでしかない」





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