過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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202: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/14(日) 20:02:32.45 ID:YtVhXp370

隊長「はい・・・・・・はい、わかりました。 すぐそちらに向かいます」ガチャッ

先輩「どうしたんですか隊長?」



眉間に皺を寄せながら電話を切った隊長を見て、先輩は書類を片付けながら問いかける。
退屈な書類整理の息抜きに声をかけてみただけなのだが、自分の想像以上に顔を顰めているのを見て、
『これってひょっとして、良くないことが起こるんじゃないか?』と思ってしまった。



隊長「ああ、さっき支部長に呼び出されたから行ってくる。 留守の間のことは頼んだぞ」

先輩「それはかまわないですけど・・・・・・一体何が?」

隊長「ただ早く来いと言われただけだから詳しいところは判らん」

隊長「ただ向こうの慌ただしさを考えると、きっと碌でもないことが転がってきたのかもな」

先輩「マジですか・・・・・・」



その言葉を聞き先輩は心の中で溜息をつく。どうしてこうも嫌な予感が的中するのだろうか。
いや、実はそんなことはなく嫌な思い出が強烈に残っていることで、悪いことが頻繁に起こっていると勘違いしているだけのはずだ。
例えばジャムを塗ったパンをカーペットに落としたときに、ジャムを塗った面が下になって落ちる事が多いと思うように。
嫌な記憶という物は得てして忘れにくい物なのだ。それこそ楽しい記憶なんかよりも。




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