過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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207: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2013/04/14(日) 20:11:29.33 ID:YtVhXp370

お互いにカウンターを狙ってしまっているためか、二人は睨み合ったまま微動だにしていない。
辺りに重苦しい雰囲気が流れる。現在柔道場を使っているのは彼女達だけということもあり、
場内には二人の呼吸以外の物音は何一つなかった。


黄泉川の顎から顔を伝った汗が滴る。夏の太陽が生み出した熱が道場に籠もり、蒸し暑いことこの上ない。
残念ながらこの道場に空調設備などという雰囲気を壊すような物は存在しない。
何でも暑さに耐えられる体作りを目的としているのだとか。
おかげで黄泉川は柔道の正装をしているのにも関わらず汗でびっしょりである。
もちろんそれは美鈴であっても例外ではなく、彼女も首筋から汗を流していた。



黄泉川「・・・・・・!」バッ



ついに我慢の限界が来たのか、黄泉川が美鈴に掴みにかかる。
美鈴は肩幅くらいの間隔で足を開き、その場に根を張るようにして立っている。
この状態から体勢を崩すのは非常に困難だ。




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