過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2013/12/29(日) 20:59:31.93 ID:Ex0zsgwp0
冥土帰し「うむ、ビデオテープのように……と、この表現は古いかな。
まぁ、『早送り』したり『巻き戻し』したりしている時の映像を思い浮かべればいいと思うね」
咲夜「早送り……巻き戻し?」
冥土帰し「あぁ、君はまだDVDプレイヤーとかその類の電子機器は触ったことは無かったね」
冥土帰し「病室にはそういったものは置いてないから、理解できないのも仕方ないかな」
冥土帰し「うん、今度機会があったら見せてあげようか。 君が好きな料理番組でも録画しておこうかな?」
咲夜「!」
明らかな期待の眼差しを向ける咲夜に、冥土帰しはほほ笑みを隠せない。
実は最近『咲夜が実際に自分で料理を作ってみたいと愚痴をこぼしている』と、不死の薬から聞かされていた。
そろそろ勉学から実習に移りたいということなのだろう。自分が得た知識を使って何かをしてみたいと思うのは当然の欲求だ。
しかしこの病院に彼女の料理の練習をさせることができるようなスペースがあるわけがなく、
だからと言ってここに備え付けられている厨房に彼女を配属させるのは論外である。
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