過去ログ - ウェイバー「聖杯を解体する――」ダンテ「ジャックポットだ」
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65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/18(月) 03:00:54.48 ID:zfNaHb6U0
士郎「痛ッ―――――!!!」

痛い。
鋭く熱さにも似たものを感じ目を覚ます

士郎「ここは………家じゃないか……」

布団、窓、畳。衛宮士郎の記憶に間違いがなければここはいつも通りの彼の見知った家である

士郎「でも―――何で?」

―――そう、昨日、自分はダークスレイヤーと交戦し敗れかかった。
いや、あの一撃がなければ自分は今頃――――ダメだ、今一思い出せない、自分はあの後どうしたのか?何故ここに居るのか?

幸い、家には敵の気配はない
重い体を引きずり戸を開ける

士郎「居間…じゃない、のか」

時計に目をやると時刻は午前10時半を差している。少なくとも皆が皆、寝ているということもないだろう。

感覚が戻ってくる。一定とまではいかないもののここちよい何かと何かがぶつかりあうような心地よい音が響き渡っている

士郎「道場…か?」

いつもより長く感じる道場への道程を終える。やはり音の発生源はここのようだ

激戦を終えた士郎を迎えたのは、特訓のようなことをしているダンテ達だった

ダンテ「お目覚めかい、シロウ?――また随分ハデにやられたな」

ウェイバー「ファック!行くなら回復用の薬品を持っていくくらいせんか」

ケラケラと笑うダンテに対し、ムスッと膨れ上がるウェイバー。
今では彼の口癖となったファック。これはきっと若かりし日のダンテに影響されて――――なのかもしれない

士郎「ん…あぁ。それなんだが、俺確か誰かに助けられて―――」

ネロ「助けるも何も。俺が目覚めた時にはアンタ、玄関先でぶっ倒れてたぜ。そこからアンタの寝室に運んだのは俺だが」

士郎「――?そう、か。済まない…ありがとう」

ネロ「それとな、昨日の町の巡回は俺とセイバーだけで行くはずだったが―――悪魔にやられてそのザマってなら正直、出歩かない方がいいぜ」

士郎に背を向け言い放つ。不器用だがネロなりの優しさだった

士郎「これは―――――」

昨日の状況を弁解したところでどうにかなるものでもなし。不用意に話して、まだ青く真っ直ぐな青年をダークスレイヤーに遭遇させる必要もないだろう、そう考えて士郎は昨日の件を胸にしまっておくことにした



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