過去ログ - マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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4: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2013/02/12(火) 02:14:52.02 ID:h9MsaQuTo

 記憶を掘り起こそうとするが、すぐには思い出せない。
 まずは、さやかが先だ。
とりあえず疑問は置いておいて、マミはそっとさやかの肩に手を乗せた。

「大丈夫よ、大丈夫。何があったのか話してくれる?」

 子供をあやすように目線を合わせ、優しく語りかける。
店員や周囲の客から好奇の視線を感じるが、気にしていられない。
 そこまでして、ようやくさやかは平静を取り戻した。

「あ、いえ、それが……何から話していいのか、て言うか、あたしも何が何だかわかんなくて……」
 
「落ち着いて。ゆっくりでいいから、ね」

 マミは向かいの席に腰掛け、じっと言葉を待つ。
 さやかが口を開いたのは、注文した紅茶が運ばれてからだった。
 ゆっくりと、最初からさやかは語り出す。この場所で、何が起こったのかを。
 
 赤い魔法少女。
 そして、さやかが感じた恐怖。
 その対象と、彼女に刻まれたトラウマの対象が重なったと聞かされ――。
 今度は反対に、マミが平常心を失っていくのだった。



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