過去ログ - マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2013/03/06(水) 03:11:15.66 ID:7WDhRFYso
「それじゃあ、よろしくお願いします……」
マミは長く逡巡した末に、その提案を受け入れた。
零を信用した訳じゃない。
軽薄な男の戯言に、いっとき付き合うだけで済むならよし。
もしも零が何か良からぬ企みをしていても、対抗できる自信があった。
魔法少女の力を人界で振るえるとしたら、それは不当な暴力に対してのみ。
自分と誰かの身を守る為にだけ、人間への行使を許される。
そう、マミは考えていた。
単純に力で捩じ伏せていいなら、こんな簡単なことはない。
彼が何者であろうと負ける気はない。
魔法少女以外で自分に対抗できるとしたら、それは数少ない例外だけ。
魔戒騎士、冴島鋼牙。
またの名を黄金騎士、牙狼。
彼のような例外中の例外が、そうそう現れるはずがないと、マミは高を括っていた。
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