過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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204: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/04/05(金) 23:15:26.77 ID:J1AeU9H80

マミは卒業式でも後輩たちの前で大泣きしたが、
入学式でも泣いてしまった。
きっと、これからの人生の節目節目で泣いてしまうだろう。
あの一か月を思い出して。苦しくても悲しくても辛くても、
全力で駆け抜けたあの一瞬を。

なぜなら、その節目にはいつもいつまでも、一緒に駆け抜けた人が
隣にいてくれるから。そばで笑ってくれるから。

見守ってくれるから。

ずいぶん先の話になるけれど、いずれマミとネミッサも違う道を
歩むことになる。それでも二人はそのときを、
きっと涙と笑顔で迎えることができる。




マミの養父母と別れ、二人は商店街の方に歩き出す。

「皆があのお店で待ってるって」

「え、その格好で行くの?」

「高校の制服姿見たがってたじゃん。お披露目だよ」

「えっ、と。貴女のことよ」

「似合うでしょ。このジャケット姿」

「……それはどうかしら?」

「嘘でも似合うって言ってよ! ヒドい!」

苦笑いをするネミッサに、マミも顔が綻ぶ。

桜の花びらが、ネミッサの頭に乗っかっていたことをマミは黙って
いた。皆に指摘されて、からかわれるネミッサを見たかったから。

マミは、幸せだった。



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