過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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349: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/26(日) 23:41:37.13 ID:wWG9sfLo0

「ね、ほむらちゃん。ネミッサちゃんのことだけど」

不意に話が途切れた時、『まどか』が呟く。ほむらが不思議に思ったのは
『まどか』は、ネミッサのことをあまり知らないはずだということだ。
にもかかわらず、なぜ彼女の話題が出るのか。

「きっと……、ううん、ネミッサちゃん、マミさんのこと大好きだよね」

『まどか』のその言いようからして、異性への恋愛感情に近い意味で
言っているだろうと、ほむらは察した。そして、そのことをほむらが気付いている
こともこの『まどか』は知っている。

「ええ。仲良くするように頼みはしたんだけどね。まさかああなるとは」

「……何回も繰り返すうちに、ネミッサちゃんも好きになっちゃったみたいなの」

マミをだ。考えてみればわかる。世話好きで包容力があり優しいマミは
魔法少女のことがなければ誰からも慕われる愛される少女だろう。それを救おうとして
何度も繰り返したネミッサが、彼女に好意を持ってもおかしくはない。
それを『まどか』はずっと見続けて知っているという。

「でも、ネミッサちゃんは……」

さやかが恭介に思いを告げられなかったように、ネミッサもまたマミに本心を
打ち明けられないでいる。日頃大袈裟に好意を向け続けることで冗談に取られることを
狙っているらしい。

人と悪魔は同じ時間を生きられないことを知っていているから。
いつ別れても平気なように。



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