過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/06/09(日) 20:58:55.65 ID:m3OwlXof0
そんな雰囲気を『まどか』が諌める。めっ、とばかりにネミッサの鼻先を
指でつつき気勢をそぐ。
「レイさん、ありがとうございます。無理をお願いしてすみませんでした」
「貴女は礼儀正しいのね。いいのよ。報酬はちゃんともらえるのだから」
どうやら二人は面識があるらしい。ほむらもまどかも、ネミッサですら
唖然としている。そんな三人を置いてけぼりにしつつ、会話を進める。
「それで、これから移動するのかしら?」
「今からでもいいのですけれど、すぐじゃないとだめですか?」
「あまり加工は持たないと思うわ。早い方がいいと思う」
「えっ!? いまから? みんなに挨拶は?」
ほむらも慌ててしまう。マミたちに一言も断りもなく行ってしまうというのか。
一方で、事情を知っているのかまどかは落ち着いたものだ。それでも
唇を噛みしめ別れの悲しみと戦っているようでもあった。
「……年長者として言うわ。ちゃんとお別れしてきなさい……」
レイは諭すようにいう。だが『まどか』のほうは左右に力なく首を振る
だけだ。
「これ以上ここにいたら、行きたくなくなっちゃいます」
「いいえ、それは許さないわ。ちゃんとお別れをいいなさい。いいわね」
ほむらが語気鋭くいう。まどかにたいしこんなきつい言い方をしたことなど
今までなかった。ネミッサも同意見らしい。『まどか』ではなくレイに言う。
「その加工ってやつ、どれくらい持つの? もう一回とかできないの?」
「一週間は持つわ。だから次の日曜日まで平気よ。
もう一度手を加えることもできるけれど、私も準備があるから」
だからなのだろう。『まどか』はクリスマスパーティに消極的だった。
自分が参加できないと知っていたから。だから別れの挨拶もせずに
立ち去ろうとしたのだ。
……どこに?
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