過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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443: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/07/13(土) 00:40:11.12 ID:wMXdjl1Q0

それをこの結界内で察したのは、ライドウと雷堂、そしてゴウトと業斗。
異常なことだと驚きを以て理解した。

『悪魔が、命令でもないのに捨て身の献身をする……だと?』

彼には信じられなかった。ゴウトも業斗も元は刑に服しているサマナー
である。だから悪魔にも詳しい。その知識が、カーマの行動を奇異と
理解した。
そしてその重みも理解し、心の底から戦慄した。

『それほどの人物なのか! あの少女は!』

契約に縛られるのみのはずの悪魔が、契約に寄らず献身する。
それが信じられない。
だが、まどかはそれを信じてしまう。人見知りではあるが一度受け入れて
しまえばそれを疑うことはない。信じるのではなく『疑わない』のだ。
無邪気さと言ってしまえばそれまでだが、それが悪魔を心底感動させて
しまうのも確かだ。
契約にのみ寄るものだからこそ、心を揺さぶられる行動に弱い。

「ならば、それだけのサマナーの使い魔を、むざむざ失うべきではない」

ライドウは、空になった封魔管を取り出して備えた。

「あのお嬢ちゃん……、大したモンだ。悪魔ならいちころだろうな」

雷堂ですら諦めたようにつぶやく。



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