過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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446: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/07/13(土) 00:43:29.52 ID:wMXdjl1Q0

竜巻が消し飛び、周囲に瓦礫が飛び散る。だがふたりは瞳を閉じること
なく、まっすぐに夜を見つめていた。機を見て二人は時間停止する。
ふわりと二人の翼で浮かび上がると、静かに夜の真正面に移動した。

「もう、もう、いいんだよ。貴女は、誰も呪わなくていいの」

「ごめんなさい。何度も貴女を攻撃して。貴女も苦しかったのよね」

「せめて、貴女の魂が、救われますように」

時間停止の中、矢を放つ。それは結界の外まで行くとそこで止まる。
凄まじい魔力が込められたとは思えないほど穏やかで優しい一矢。
それは、救済の一矢。

「貴女がいれば、皆でいじめなくてもよかったのかもしれないわね」

「ううん、違うよほむらちゃん」

『まどか』は言う。

「みんなが彼女の心の鎧を壊してくれたから、
サーカスに付き合ってくれたから、私のちからも届くんだよ」

「それ、ネミッサに言わないと、拗ねてしまうわね」

「ぶー、まただ。ほむらちゃん、ネミッサちゃんのことばっかり」

「ふふ、ごめんなさい。今でも、私、彼女のこと好きよ」

「いいもん。私の魅力で取り返しちゃうんだから」

「ええ、楽しみにしているわ」

時間が動き出す。全くの無音で、夜の歯車に矢が突き刺さった。



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