過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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485: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/07/28(日) 21:37:40.11 ID:qYv1Bj5k0

「それじゃ……、がんばれよ『まどか』」

「ありがとう。お姉ちゃん」

八重歯を見せながら笑うと、杏子と握手する。
たとえ血がつながっていなかろうと、二人は姉妹だった。時に姉と妹が
逆転することもあったが、それでもなお、二人には血より濃い絆があった。


「あの引っ込み思案の幼馴染が……女神さまかー」

「ふふ、さやかちゃんだって、英雄なんだよ。でも、とっても似合ってるよ」

いつもの嫁宣言のつもりで抱きつきながらうれしそうにセクハラするさやか。
それが心地よいのだろう。多少くすぐったそうにしながらも受け入れている。
それは二人の親友としての証。


「『まどか』さん、その……ありがとうね」

「ふふ、ネミッサちゃんと、お幸せに♪」

『まどか』の意地悪な台詞に、マミは頬を赤らめながらもしっかりと頷く。
憧れの先輩の幸せを願い、祈るように手を組んむ。『まどか』にとって
マミはどこの世界でも、憧れで、立派で、優しい先輩だった。


ネミッサはスプーキーに近寄り抱きつく。そこに言葉は無い。ただただ
幾ばくかの思いが伝わると信じて。

「ほら、もう離れないと、君のパートナーが焼餅を焼くよ」

その台詞とともにようやく離れる。ネミッサは、小さく頷くのが精一杯だ。
スプーキーが微笑み手を振ると、ネミッサはようやく決心した。
後ろ髪を惹かれる思いで、案内をするライドウたちへ近寄る。

「君はもう自由だ。僕より、隣の子と未来を考えるんだよ、いいね」

「ウン、アリガト……。バイバイ……。リーダー……」



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