過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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484: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/07/28(日) 21:36:18.53 ID:qYv1Bj5k0

しばしそんなやり取りを続けていたが、遠くからライドウたちが近寄る。
積もる話もあると、送り出したまま離れて見守っていたのだった。

『話はすんだかな? 帰りは我らが送っていこう』

「ええ、すべて伝え終わりました。こうして友達にも恵まれてる姿を見て
安心もできました。ご足労、感謝しますよ」

「私も、宝物もらっちゃいました。これで円環の理、頑張れます」

「あ、え? 何まとめちゃってるの? 『まどか』も行こうよ」

さやかが気付き振り返る。『まどか』はほんの少し寂しそうに笑って
首を左右に振る。

「分霊を送るのはちょっと大変なの。この間は合体事故で
なんとかしたけど……。もうわがままいえないし、その必要もないんだよ」

決意をみた一同は、何も言えなくなった。これが本当の別れだと
気付いてしまったから。
どのまどかであれ『まどか』の決意した笑顔に、皆は弱い。

「でもね、まどかちゃんにお願いしてることがあるの」

『まどか』は続ける。それは、リサイクルの後先のことだ。
リサイクルされ続けると、そのグリーフ・シードは徐々に力を失う。
具体的には穢れの吸収率が悪くなる、ということ。僅かずつではあるが
吸収できる許容量が減ってくるらしい。幸いそれで孵化してしまった
ケースは無いが、それでもリサイクルにまわせなくなってしまうものを
もてあましているのが現状だ。

「だから『まどか』ちゃんの力を持った私が、ここにつれてくるの」

まどかが胸を張っている。自分にできる、自分にしかできないことを
見つけて……威張っているようだった。スワチカを自らの魔力で発動させ
魂の安息地へ送り届けるのが、彼女の役目。
そこで魔法少女の成れの果ても、安息を得ることができるという。
それをもって、ネミッサの魔法少女救済は完結する。



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