過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
1- 20
90: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/03(日) 13:31:42.08 ID:5I/APP2b0

事故で亡くなった両親から、受け継ぐはずだったもの。形見。
それなりに古いものらしく、今売られているものにある飾り方の説明書
らしきものが入っていない。

「ママもね、おばあちゃんから貰ったんだって」

しみじみという。ネミッサが知ることがない、家族を失った悲しみ。
突然の事故死では、形見や受け継ぐものなどを受け取る暇もなかった。
ましてやマミは魔法少女としての宿命を負ってしまった。

「ママの形見って、あまり意識してなかったの。
でも、ちゃんとあったのね」

マミはお雛様を胸にかき抱き、目をつむる。その唇からはネミッサにも
聞き取れない呟きがこぼれる。それからしばらくしてまじまじと
雛人形を見つめると、くすっと笑う。

「昔は、もうちょっと綺麗だと思ったのになぁ。
志筑さんの家のを見たら比べちゃうなぁ」

「そんなの比べても仕方ないでしょ。……ねぇ、それ今から飾る?」

にこにこしながら、首を左右に振る。

「ううん、並べ方がわからないのよ。それに今日は遅いしね」

「……アタシ手伝うよ、見たい。駄目かな?
並べ方ならインターネットで調べられるしさ。どう?」

そんなことを言いながら、ネミッサは必死に飾ろうと主張する。
マミはなぜそこまでネミッサがこだわるかわからなかった。けれども
彼女がそこまでいうならと、素直に応じることにした。
台を組み立て、敷物を敷き、人形を組み立て、調べたとおりに並べる。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
514Res/519.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice