過去ログ - 和紗ミチル「バレンタインは悲劇しか生まない」
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◆/ZP6hGuc9o
[saga]
2013/02/16(土) 00:28:12.74 ID:3EzNvfruo
〜〜〜
里美「まさか、そんなまさか……」
町外れの廃屋へと戻った里美は、あの後ずっとそればかりを呟き続けていた。
里美「聖団のみんながいるのに、まさか私を好きになるなんてそんな事があるはずは……」
そうだ、聖団には私なんかより可愛い人はいるはずだ。
それなのに自分を選ぶ理由はない。ないはずだ。
そう心の中で言い聞かせる。
里美(でも、あの話を覚えてたってことはやっぱり……)
何気ない話を覚えていた事が、里美のその考えを何度も否定する。
そんな思考の堂々巡りだった。
里美「……そろそろ行かなくっちゃ。カズミちゃん、待ってるわよね」
意を決し、里美は立ち上がる。
返事は決まっていなかったが、まぁ、なんとかなるだろう、と。
そう決め付け、里美はミチルの家を目指すのだった。
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