過去ログ - 和紗ミチル「バレンタインは悲劇しか生まない」
1- 20
48: ◆/ZP6hGuc9o[saga]
2013/02/16(土) 00:28:12.74 ID:3EzNvfruo
〜〜〜

里美「まさか、そんなまさか……」

町外れの廃屋へと戻った里美は、あの後ずっとそればかりを呟き続けていた。

里美「聖団のみんながいるのに、まさか私を好きになるなんてそんな事があるはずは……」

そうだ、聖団には私なんかより可愛い人はいるはずだ。

それなのに自分を選ぶ理由はない。ないはずだ。

そう心の中で言い聞かせる。

里美(でも、あの話を覚えてたってことはやっぱり……)

何気ない話を覚えていた事が、里美のその考えを何度も否定する。

そんな思考の堂々巡りだった。

里美「……そろそろ行かなくっちゃ。カズミちゃん、待ってるわよね」

意を決し、里美は立ち上がる。

返事は決まっていなかったが、まぁ、なんとかなるだろう、と。

そう決め付け、里美はミチルの家を目指すのだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
74Res/45.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice