28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/24(日) 01:34:53.18 ID:/CX+lZQDO
〜 数時間後 〜
女神「勇者ちゃ〜ん!」
邪神「勇者ーっ!」
二神はパタパタと草原の上空を飛びながら声を張り上げていた。
女神「おっかし〜わね。感じる波動だと勇者ちゃんはここら辺にいるはずなのだけれど……」
邪神「まったく、アタシらを置いてどこに行ったのやら……ん?」
女神「あら? どうかしたの?」
邪神「誰か倒れてないか? ほら、あれ!」
女神「……っ! あら、本当!
それに、あの長く艶やかな黒髪と、すらりと伸びたしなやかな肢体は勇者ちゃんに間違いないわ!」
邪神「設定のいまさら感がすごいな」
女神「もう! 何をわけの分からない事を言ってるのよ! きっと魔物に襲われたのだわ、ぶつくさ言ってないで勇者ちゃんを助けに行くわよ!」
邪神「はいはい」
──ばさばさばさばさ。
女神「勇者ちゃ〜ん!」
邪神「助けに来たぞー!」
勇者「……ぁ、う……っ」
そこにいたのは、スライムの精液でパンパンに膨らんだ腹を空に向けた仰向けの格好で、カエルのように開いた股ぐらから白濁した液体をしたたらせる気絶した勇者だった。
女神・邪神「ヤリ捨てられてるーッ!?」
女神「あなたっ! 勇者ちゃんの介抱を!」
邪神「これは……スライムにやられたのか、まずは腹を押して精液を吐き出たせて……」
──ごぷり。
邪神が勇者の腹を両手で心臓マッサージのように押し込むと、勇者の膣口につっかえていた粘液塊がはずれて勇者の秘裂から精液が一気に噴き出してきた。
そして精液はひくつく勇者の秘裂から放射状に広がり、つーんとした臭いを辺りに放ち始めた。
女神「くさっ!? 生ぐさっ!」
邪神「よ、よし! これで大丈夫! そういや近くに村が見えたな、そこに運ぼう」
女神「誰が?」
邪神「……」
女神「……」
二神の目が合う。
目線はそのまま流れて、生臭い液にまみれた勇者へ。
女神「じゃんけんね!」
邪神「じゃんけんだな!」
女神「じゃあ行くわよ! 最初っーから!」
邪神「奥義グーチョキパー!」
女神「この卑怯者!!」
邪神「どっちがだ!」
やんややんやと子供のように目くじらを立てて言い争い始める二神──から少し離れた草むらの中。
スラ「ぷるぷる」
気絶した勇者の様子を、スライムがじっと見守るように窺っていた。
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