過去ログ - 亜美「ふたりじゃなきゃ、笑えない」
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1:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:21:50.63 ID:L9BMRJ4y0

 真美も亜美も、ひとしきり泣いた。
 だって、信じられないっしょ。あんなこと。

 真美とやよいっちがデパートでライブをしているとき。
 現れた不審な男は、ナイフを持って真美へひとっ走り。
 兄ちゃんが真美の前に立ちはだかって、命がけで真美を救った。

春香「…………プロデューサー、さん……」

 男はその場で逮捕され、兄ちゃんは倒れた。



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2:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:22:25.86 ID:L9BMRJ4y0

 兄ちゃん、死んじゃった。

 この間まで事務所でお仕事をしていた兄ちゃんが。
 イタズラしても笑っててくれた兄ちゃんが。
以下略



3:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:22:56.20 ID:L9BMRJ4y0

美希「ミキ、また頑張るの」

美希「だって、キラキラしてないと、空でハニーが怒るから」

以下略



4:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:23:28.20 ID:L9BMRJ4y0

亜美「ねぇ、りっちゃん。……兄ちゃんの次のプロデューサーは、呼ぶの?」

律子「ええ。…………でも四十九日が終わるまでは、このままで行こうと思ってる」

以下略



5:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:24:14.53 ID:L9BMRJ4y0

律子「ほら、もうすぐ式が始まるわよ。戻りましょう」

 ホールには見慣れない顔もいっぱい。
 兄ちゃんの友達かな、あとお父さんお母さん?
以下略



6:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:24:45.77 ID:L9BMRJ4y0

やよい「プロデューサーは、真美のことを助けて刺されましたけど、
    あのときのプロデューサー、かっこよかったんです」

 亜美の左隣から、やよいっち。
以下略



7:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:25:16.32 ID:L9BMRJ4y0

 焼香は、はるるんとやよいっちと、3人で済ませた。
 やり方がわからなくてはるるんの方を見たら、目があった。
 結局、やよいっちに教えてもらった。さすがお姉ちゃん。

以下略



8:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:25:47.27 ID:L9BMRJ4y0

 その後も式は進んでいった。

 棺の中の兄ちゃんは真っ白な顔で、魂が抜けた表情をしている。
 綿で形作られた袴を着て、ただただ眠っている。
以下略



9:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:26:27.01 ID:L9BMRJ4y0

 ―

 火葬は親族だけで、といわれていた。
 亜美達はりっちゃんと社長に連れられて、近くのファミレスに入る。
以下略



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