過去ログ - 亜美「ふたりじゃなきゃ、笑えない」
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2:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:22:25.86 ID:L9BMRJ4y0
兄ちゃん、死んじゃった。
この間まで事務所でお仕事をしていた兄ちゃんが。
イタズラしても笑っててくれた兄ちゃんが。
3:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:22:56.20 ID:L9BMRJ4y0
美希「ミキ、また頑張るの」
美希「だって、キラキラしてないと、空でハニーが怒るから」
4:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:23:28.20 ID:L9BMRJ4y0
亜美「ねぇ、りっちゃん。……兄ちゃんの次のプロデューサーは、呼ぶの?」
律子「ええ。…………でも四十九日が終わるまでは、このままで行こうと思ってる」
5:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:24:14.53 ID:L9BMRJ4y0
律子「ほら、もうすぐ式が始まるわよ。戻りましょう」
ホールには見慣れない顔もいっぱい。
兄ちゃんの友達かな、あとお父さんお母さん?
6:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:24:45.77 ID:L9BMRJ4y0
やよい「プロデューサーは、真美のことを助けて刺されましたけど、
あのときのプロデューサー、かっこよかったんです」
亜美の左隣から、やよいっち。
7:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:25:16.32 ID:L9BMRJ4y0
焼香は、はるるんとやよいっちと、3人で済ませた。
やり方がわからなくてはるるんの方を見たら、目があった。
結局、やよいっちに教えてもらった。さすがお姉ちゃん。
8:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:25:47.27 ID:L9BMRJ4y0
その後も式は進んでいった。
棺の中の兄ちゃんは真っ白な顔で、魂が抜けた表情をしている。
綿で形作られた袴を着て、ただただ眠っている。
9:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:26:27.01 ID:L9BMRJ4y0
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火葬は親族だけで、といわれていた。
亜美達はりっちゃんと社長に連れられて、近くのファミレスに入る。
10:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:26:58.38 ID:L9BMRJ4y0
真美「兄ちゃんは、生きてるよ。死んでなんかない」
亜美「え……?」
11:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:27:48.48 ID:L9BMRJ4y0
律子「そうやって落ち込んでばかりいたら、プロデューサーが報われないわよ」
真美「…………兄ちゃんは、真美を守ってくれた」
12:ネル ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/02/17(日) 22:28:20.58 ID:L9BMRJ4y0
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それ以来真美は部屋にこもりきりになった。
亜美はといえば、閉め出されていて今では両親の寝室で寝て起きている。
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