8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:15:15.71 ID:onRvhrVu0
「メンバーの律子、雪歩、貴音だ。……とはいっても、紹介するまでもないか」
プロデューサーが頭をかく。
眉間から皺が消え、本当の彼がちらりと見える。
ノーブルチームのリーダーではなかったころの、ただの一プロデューサーだった頃の彼。
思わず笑みが零れそうになったけれど、それを抑えることは雑作もない。
馴れ合いは、許されないところまで来てしまったのだから。
彼もそれをすぐに理解した。
「俺と同乗しろ、シックス」
そう言った彼の表情は、リーダーのそれだった。
部屋を出て行くプロデューサーを追って、私も部屋を出る。
「…………」
765プロ。
懐かしさは、ここに置いていく。
古びた扉が軋みながら、そっと閉じられた。
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