過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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443:『最終章 ……と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga]
2013/03/07(木) 23:01:47.84 ID:5yfvWGxV0
女船長「あらあらー。悪い事をしちゃったかしらぁ」
勇者「気にしないで下さい! いつもの事ですから!」
魔法使い「エルフの騎士ー……」
エルフの騎士「おー、よしよし。初対面の相手によく頑張ったねー」
女船長「さてと、あと半日もしたら荒れ果てる海路に入るわー。そんときは、私が舵を取るわね」
船乗り「わかってるよ」
勇者「流石に女船長さん自身が舵を取るんですね」
女船長「嵐の中の風を読むのは非常に難しいのよぉ。もちろん、その中で舵を取るのもねー」
船乗り「それだけじゃなくて、波の流れを予測するのも大変なんすよ!」
水の神官「だからこそ、私たち一家の総動員で荒れ果てる海路を突き抜けなくてはいけません」
女船長「そういうことなの。でも心配しないでねー? ぜーったい、届けてあげるから」
船乗り「私ら一家の名誉にかけて!」
水の神官「女神様と水の精霊さまの加護があれば」
船乗り「あ」
水の神官「しまった!」
女船長「あーなーたー! いつも言ってるでしょー! そうやって信教ばっかりじゃなくて、人の力も信じなさいって!」
水の神官「いや、これはですね! ただの言葉のあやというか、社交辞令というか!」
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