過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
1- 20
5:『9章 故郷と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[sage]
2013/02/19(火) 16:37:55.18 ID:88Xhb8p20

祭り王「正直に言おう、それはわからん」

エルフの騎士「弱気だな」


祭り王「まず、兵隊が足らん。我が国で寄せ集めたとして精々3000人程度。山岳の国ではおよそ3500人が限界じゃなかろうか」

エルフの騎士「3000だと……」

祭り王「一国の兵力としてはこの程度だ。勇者がいた光の国では、およそ6000人の兵がいたと聞いておる」

勇者「おそらく間違いありません。……ですが、もう滅んでしまいました」


祭り王「わかるか? かの強国、光の国ですら魔物によって一夜で滅ぼされたのだ」

祭り王「この国でも、他国に比べるとまだ兵士はいるほうだ」


エルフの騎士「……王は、魔物がどれほどいると考えている」

祭り王「大結集ならば、容易に万単位であると想像できるな」


エルフの騎士「そんな」

祭り王「じゃがな、山岳の国における自然要塞は凄まじく強固なものだ。しかし、その要塞自体を上手く使える人員がおればの事だが……」

勇者「それは山岳の国の兵士が一番上手く使えるのではないのでしょうか」


祭り王「山岳の国の兵士は、自国の誇りと名誉にかけてそう言うだろう」

祭り王「しかし、既に手はばれておる。新しい戦術が必要になるだろう」


勇者「……軍師というわけですね」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
701Res/491.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice