過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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536:『最終章 ……と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga sage]
2013/03/10(日) 00:48:42.23 ID:DL14nIgr0

魔法使い「勇者さま、本当に私は……」

勇者「ああ。今は何もしないでくれ。吸血鬼の誇り、魂、気高さを重んじるのならさ」


魔法使い「……わかりました」


ドラキュリーナ「あら、少しは話がわかるようね」

勇者「こんなんでも勇者だからな。お前はきっと、最初に俺との一対一の決闘を望むと思った」


ドラキュリーナ「よくお分かりで。少しは認めて差し上げてもよくってよ」

勇者「それは光栄だ。吸血鬼に認めてもらえるなんてな」


ドラキュリーナ「もちろん、勇者を殺したあとはあなたも殺して差し上げます!」

魔法使い「……」


ドラキュリーナ「あなたの銀の銃弾がお父様の心臓を貫いたから、お父様は死んでしまった」

ドラキュリーナ「不死者、ノスフェラトゥであったお父様は再生能力を発動できないままに!」


魔法使い「……っ」

ドラキュリーナ「でもね、その前に……勇者、あなたよ」


勇者「ああ」

ドラキュリーナ「あなたがいなければ、勇者というものがいなければよかった……」


勇者「……」

ドラキュリーナ「あなたの存在がお父様を殺した。そして魔法使い、あなたには大切なものを奪われる苦しみ、悲しみを思い知らせてあげるわ」


魔法使い「……」

メイド「……お嬢様」



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