過去ログ - 【野球】やらない夫は白球で一攫千金を目指すようです【安価】
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803:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/03(日) 08:01:33.89 ID:wpa9AwqK0
小学生のころ、一番羨ましい職業は、学校の先生だった。なぜかというと、夏休みがあるからだ。俺の父は自営業を営んでいたため、夏休みどころか祝日さえまともに休めないような人だった。俺はそんな父の姿を間近で見ていたため、こんな仕事には絶対に就くまい、と心に決めた。幸い、父の跡は三つ年の離れた兄貴が継いでくれたものだから、俺はこの仕事に就くことが出来た。今時、長男だから親の跡を継がなければならない、というような考えをするような時代ではないのだが、兄貴は人一倍真面目な人だったから、特にいざこざもなく進路を決めることが出来た。去年結婚した義姉さんとも、うまくやっているようだ。教師になりたいと言い出した俺を止めるものは誰もいなかった。父も母も兄も、頑張れ、と背中を押してくれた。生憎、教育大学が近くになかったため、俺は家を出て下宿をすることになった。このことが、俺の人生を大きく左右することになるなんて、十八の俺はまだ知らなかった。もし知っていれば、殺してでも止めたのに。


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