6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 15:37:09.03 ID:L62z0KCK0
あかりはそれだけ言って部室を出ていく。
時間は4時頃、授業と掃除が終わってこの部室にあかりがいられるのは30分くらいで、今は綾乃と千歳を補佐するくらいに生徒会の役に立っているって聞いている。
ちなつ「あかりちゃん、生徒会の人数が足りないから手伝いってことで入ったはずなのに、今じゃ次の生徒会長だって言われてますよ」
ちなつちゃんの言葉に、少しだけ変な気分になった。それを紛らわすようにお茶を一気に飲み干して、あかりが生徒会に入った理由を思い出す。
会長が卒業して、綾乃が生徒会長、千歳が副会長、櫻子に向日葵でやりくりしていたのだが、今年に入っていろいろと多くの作業が生徒会にも回るようになってきたのだ。
最初はどうにかなると思っていた綾乃たちも、処理能力の限界に気づいたらしく、新しく生徒会役員を増やすことになったわけであるけど。
今思えば、傍から見ても激務になった生徒会に入ろうとするモノ好きは中々いないし、できれば後任になることのできる後輩、つまりは1、2年生を生徒会は欲していた。
だけど、1、2年生はほとんどが部活に入り。委員会の中でも、やることの多さや各行事の準備などに携わる生徒会に進んで入ろうというものはまずいなかった。
そんなある日、部室に綾乃と千歳がやってきて、ちなつちゃんとあかりに生徒会の手伝いをしてもらえないかと、お願いしに来たわけだ。
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