2: ◆BaKWpjzQLE[saga]
2013/02/24(日) 00:15:27.02 ID:VTSzUW7a0
俺が彼に会ったのは、中学生のころだった。。
いつものようにアヤカシに追いかけながら走って下校していた。
物心つくころから俺にはアヤカシが見えた。
テレビに出ている霊能力者の人たちが俺と同じものが見えているのかはわからなかったが、少なくとも身近な人にアヤカシが見える人はいなかった。
昔からのことだから当たり前のこととして受け入れてしまっているが、俺の周りにこの異常を分かち合う仲間がいないというのは、少しさびしくもあった。
そんな物思いにふけっていると、俺を追いかけていたアヤカシがいきなり離れて行った。
四月一日「急になんで…?」
きょろきょろと周りを見渡したが、アヤカシはもうどこにもいない。
四月一日「ラッキーだった…のかな」
のしかかっていたアヤカシが離れたおかげで軽くなった肩を軽く回して伸びをした。
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