3: ◆BaKWpjzQLE[saga]
2013/02/24(日) 00:19:09.82 ID:VTSzUW7a0
?「君…」
四月一日「?」
?「大丈夫かい? 怪我をしているようだが…」
話しかけてきた人は、俺と同じ中学の制服を着た男だった。
なんとなく見たことがある顔だった。同学年かもしれない。
男が指さした俺の右手に目をやると、肌が切れて血が出ていた。さっきアヤカシに追いかけられているときに作ったようだ。
そこまで大きな傷ではないが、血が出ている。
四月一日「大丈夫です。俺そそっかしくてよくこういうの作っちゃうんですよね」
?「ならいいんだが…しかし、それはこけてできるような傷ではない。どうやったらそんな…」
四月一日「えっと…それは…その」(アヤカシに切られたとか言えないよな…)
?「…いや、余計な詮索だった。気にしないでくれ」
四月一日「いや! こっちこそなんかすみません」
どうにも申し訳ない気分になって、つい謝ってしまった。
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