過去ログ - 安価でシークレットゲーム5
1- 20
965:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/10(日) 11:48:08.51 ID:nQ4y3AGI0

 裕子はその光景を目にして今まで感じたことがないような恐怖感に包まれた。たった2分前に出発したばかりの生徒が出入り口付近で死んでいるのだ。圭吾が左胸を何かで深々と突き刺されているこの光景を目にしたら、どう考えても出入り口付近で待ち伏せしていた誰かに、出てきたばかりの圭吾が襲われ、そして胸に刃物か何かを突き刺された光景など容易に想像できるであろう。そしてそれが行われたのはたったの2分前。
 それに出てくる生徒をねらった襲撃者が圭吾一人だけを襲って、そのままこの場を立ち去るとは考えにくい。
 つまり圭吾を殺した誰かはまだこの付近にいるはずなのだ。
 突然脇から影が飛び出してきた。月明かりに照らされたその影はまさしく人間の姿であった。そしてその手には銀色に光る果物ナイフが握られていた。
 裕子がその影に気がついたときはもう遅かった。裕子の胸にはセーラー服を貫通し、柄まで深々と突き刺さった果物ナイフの姿があった。
 刺された…。
 意識が遠のいていく中、裕子は最後に自分に果物ナイフを突き刺した人物の姿を見た。なんとそれは裕子と同じセーラー服を着た女子であった。
 な、なんで…?
 裕子は地面に倒れ、目の前に無言のまま、まるで裕子が死ぬのを待っているかのように、とても冷たい目で見下ろしている


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/793.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice