968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/10(日) 11:49:59.62 ID:nQ4y3AGI0
右手に持ったこのクラスのスポーツ診断テストのデータが書かれた紙を見ながら榊原が言った。
「女子では新城忍だろうな。男子の剣崎程ではないとはいえ、こいつもかなりの空手の実力者だ。あと穴を狙うとしたら椿美咲なんかも運動能力が高いからいいかもな」
「そうですね」
「まあだいだいこの辺りが票の多くを占めてるな。しかし男子の沼川や、女子の吉本とかもこの調子だとダークホースになりかねんな。このクラスのプログラムは久々に面白いことになりそうだぞ」
榊原は本当にわくわくしてきたようだ。
「榊原上官!!」
別の兵士が近寄ってきた。
「F?6地点で男子の10番と女子の4番が近づいてきています。おそらくこのままだと遭遇するでしょう」
教室内に設置された巨大モニターにはこの島全体の地図が表示されており、地図の中にばらばらに赤と青の1?22の数字が表示されている。(23番は男女共に既に死亡しているので、画面からは消えていた。)
兵士はそのモニターを指差しながら言った。兵士の指差す方を見ると、確かにF?6で青い10の数字と赤い4の数字が近づいていた。
「あれは須王と霧鮫じゃないですか?」
先ほどから榊原と話していた方の兵士が聞いた。
「ああ、賭け数人気ナンバー1とナンバー2。どうやら序盤から事実上の決勝戦が始まるらしいな」
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