24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/04(月) 21:26:35.50 ID:MOE7rIkhP
和「ふぅ・・・」
なんだか気疲れしてしまった。
幽霊の斎藤さんはにこやかな表情で私達を見ている。
執事さんって・・・ムギは本当にお嬢様だったのね。
一息つこうとカップを見ると空っぽだった。
私の視線に気づいたムギがおかわりをいれてくれた。
和「おいしい・・・」
紬「ありがとう」
和「・・・」
紬「和ちゃん。かなしいことでもあったの?」
和「いいえ、嬉しいことがあったのよ」
紬「そう・・・ありがとう」
これからも彼女紅茶を飲めるという事実に、私は少しだけ涙した。
ムギは私のメガネを外し、ハンカチでそれを拭ってくれた。
彼女のハンカチは、知らない花の薫りがした。
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