82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:27:33.43 ID:I+5hHCpQP
 和「ええ、通称だけど、生徒会に持ち込まれた厄介な相談事を載せておくノートのことよ」 
  
 紬「うんうん」 
  
 和「それに演劇部の準備室で変な物音が聞こえるというのがあってね、私、行ってみたのよ」 
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:28:12.06 ID:I+5hHCpQP
 和「もしかしたらムギと同じ心霊術師じゃないかしら」 
  
 紬「そうなのかな?」 
  
 和「ムギにも分からないの?」 
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:28:53.10 ID:I+5hHCpQP
 紬「大丈夫、私が一緒だから」 
  
 和「・・・」 
  
 ためらいがなかったかと言えば嘘になる。 
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:29:51.81 ID:I+5hHCpQP
 _昼休み-演劇部準備室前 
  
 和「ここね」 
  
 紬「鍵、開けてもらっていい?」 
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:30:39.22 ID:I+5hHCpQP
 和「な、なんなのこれ」 
  
 紬「和ちゃんにも見えるんだね 
  
 和「え、ええ、なに、この黒い霧・・・」 
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:31:28.45 ID:I+5hHCpQP
 紬「無理かもしれない」 
  
 和「えぇぇっッ!!」 
  
 紬「和ちゃん?」 
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:32:06.46 ID:I+5hHCpQP
 紬「・・・うん」 
  
 和「それなら難しくてもやってみるわ。それに、憂が手伝ってくれるかもしれないし」 
  
 紬「平沢憂・・・」 
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:32:48.73 ID:I+5hHCpQP
 準備室を出た後、ムギは準備室の前にある掲示板にポスターを貼り始めた。 
 内容は美化強化月間についてのとりとめないもので、裏側に御札が貼ってある。 
  
 紬「これでこっちの世界での影響は多少抑えられるかな?」 
  
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:33:27.58 ID:I+5hHCpQP
 紬「ええ、私に答えられることなら」 
  
 和「その・・・あの黒い霧に私が近づいたらどうなるの?」 
  
 紬「霊感の強い人ほど幽霊の影響を受けやすいって聞いたことある?」 
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:34:22.84 ID:I+5hHCpQP
 紬「たぶんね、それは霊感が強いからじゃなくて、渡り人だからだと思うんだ」 
  
 和「どういうこと?」 
  
 紬「幽霊というのはね、A世界とB世界の狭間世界に留まってるって前に説明したよね」 
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