41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/02(土) 01:17:02.94 ID:r9wzDr+t0
歳納京子 廃屋 初日/12時43分38秒
京子と楓は偶然見つけた廃屋に身を隠していた。中には誰もいなかった。あまりの疲労により京子は疲れて寝てしまっていた。サイレンの音に苦しみながら・・・
楓「京子お姉ちゃん・・・ごめんね・・・楓にはこんなことしかできないの。」
楓は鋭い何かで自分の手と京子の手を切った。そして傷を合わせた。
楓「京子お姉ちゃんが守ってくれるって言ったとき、楓、すごくうれしかったの・・・ごめんね・・・綺麗だったのに・・・汚しちゃったけど・・・楓にできることはこれだけだから・・・」
・・・
京子は目を覚ます。楓は震えていた。
京子「楓ちゃん・・・どうしたの?」
楓「ううん、なんでもないよ。」
京子「あのさ・・・朝のあの人のこととか、教えてくれないかな?」
楓「うん・・・いいよ・・・」
京子「まずあの人は何なの?あんなことして大丈夫だったの?」
楓「あの人は吉川ともこ。眞魚教の信者だよ。」
京子「吉川?もしかして、ちなつちゃんのお姉さん?それに眞魚教って?」
楓「吉川ともこは妹がいたと思うの。たぶんそれがそのちなつちゃんって人。」
楓「眞魚教っていうのは七森町に昔から伝わっている宗教だよ。七森にしか存在しない、ユニークな宗教。」
京子「七森にしか存在しない宗教?そんなの聞いたことないな。」
楓「七森に生まれ育った人は15歳になって初めて眞魚教のことを教えられるの。眞魚教は絶対。眞魚教に逆らった者は処罰を受ける。」
京子「え、え?処罰?私宗教とか嫌いだからそういうの困るんだけど・・・それにお母さんもお父さんも全然宗教なんかに関わってないよ?」
楓「15歳に満たないものに眞魚教のことを知られてはいけないの。それが自分の娘でさえ。もし破ったら処罰を受けるの。」
京子「ま・・・また処罰・・・」
楓「家の庭に『生』って字を反対にしたような物が建てられてるでしょ?」
京子「あ・・・あぁぁ・・・・・・在ったようななかったような・・・」
楓「この廃屋にも絶対に在るはずだけど・・・あれは眞魚教のマークなの。」
京子「そういえば、楓ちゃんは何でそのこと知ってるの?」
楓「・・・・・・神代家の娘なの・・・・・・」
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