42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/02(土) 01:18:18.52 ID:r9wzDr+t0
京子「かじ・・・ろ・・・?」
楓「眞魚教のお偉いさんのお家の娘。」
京子「へぇ〜・・・え?古谷楓ちゃんでしょ?」
楓「いろいろ事情があるの・・・お願い、全部・・・全部消して。」
京子「え・・・え?」
楓「私は神代家の末っ子。神代家は毎回儀式の度に末っ子を生贄として捧げるの。」
京子「い・・・生贄!?」
楓「そう・・・儀式を失敗させるために『神』の頭を破壊させたり、いろいろしたの。」
楓「でも、それが原因で・・・・・・こんなことになっちゃったの・・・・・・」
京子「こんなことって・・・まさか、この異変のこと?」
楓「うん・・・・・・ごめんなさい。私があんなことしなければ、こんなことには・・・」
京子「楓ちゃんは悪くないよ。だってその神の頭とかいうの壊さなかったら生贄に・・・殺されちゃうんでしょ?」
楓「うん・・・でも、死ぬのは私一人で済んだかもしれないのに、あんなことしたから町ごと・・・」
京子「楓ちゃんは間違ってないよ。だって、その神代の家の娘だってだけで生贄にされることが決まってたんでしょ?それって『殺してやるから待ってろよ』って言われているのと同じじゃん。抵抗するのは普通のことだよ。」
楓「でも・・・」
京子「嫌いなんでしょ。ちなつちゃんのお姉さんも、眞魚教も。」
楓「うん・・・嫌い、大っ嫌い。だからお願い、全部消して?あいつらも・・・」
京子「うん、いいよ、約束してあげる。それで、この町から逃げ出そう。絶対に。」
楓「京子お姉ちゃん・・・ありがと。」
京子「うん!さ、こうしてはいられない。何でもいいから何かこの町から出る手がかりでもさがそ!」
楓「うんっ!」
二人は廃屋を後にした。
135Res/129.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。