210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/17(月) 00:08:16.52 ID:w6Azcnsco
第六話
その日、765にかかってきた電話は、876プロダクションのマネージャー、岡本まなみからのものであった。
律子は、話を一通り聞いたところで、不思議そうに返す。
「そちらの仕事をうちで受けるのは構わないんですけど、一体、どうしたんです?」
電話は、876で受けていた番組のいくつかに、代役として765のアイドルを出演させてくれないか、というものであった。
律子が言うとおり、それを受けることは難しいというほどではない。
アイドルのプロダクション同士でこうした融通をつけるのはよくあることでもある。
だが、876のメンバーが急に穴を開けるというのは珍しいことであった。
876はアイドルはセルフプロデュースという基本方針をとっていることもあり、アイドルたちの自己管理は実に徹底していたのだ。
しかし、申し訳なさそうに応じるまなみの言葉で律子は納得した。
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