過去ログ - P「始原のiDOL」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/03(日) 22:35:29.42 ID:y8XKonFyo
「えー、本来は撮影前に行うべきでしたが、みなさんのスケジュールの都合もあり、このように第一話撮影後となってしまいましたが、
これもよい機会と思い、皆で実際の撮影に関することも含めまして、お話しいただければと……」

 番組プロデューサーの挨拶が一通り終わって、室内では、賑やかに乾杯の音が響く。

 ゴールデンタイムの連続ドラマの打ち入りにしては、狭いところと言えるかもしれない。

 だが、そのレストランのパーティルームはビル内の専用エレベーターから入ることができる。
 そのため、アイドルやタレントなど、むやみと顔を見られたくない面々の集合場所として重宝されていた。

 今回は、料理や飲み物も事前に持ち込まれ、部外者に気を遣わずすごせるように配慮されている。

 その中で、765プロメンバーは、撮影スタッフたちと話に花を咲かせていた。
 ただし、竜宮小町の四人――あずさ、伊織、亜美、真美――は仕事のために参加していない。

 本来竜宮小町の担当である律子がそれに同道せず、もう一人のプロデューサーがついていっているのは、
ドラマでの出番が多い律子をこちらに回しておいた方が後々のためにもいいだろうという判断の結果だ。

「いやー、響ちゃんも貴音ちゃんもすごいね。ワイヤーアクションなんて慣れてないだろうに」
「へへーっ」
「身体能力には少々自信がありますので」

 放映局のディレクターが褒めるのに、響が照れたように笑い、貴音は悠然と受け止める。
 ディレクターはそのまま反対側の律子に水を向けた。

「でも、アイドルなのにすごいよね。スタント使わずに」
「ははっ、たしかに。でも……」


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