過去ログ - シャットアウラ「ここは……」冥土帰し「病院だね?」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/04(月) 20:30:31.45 ID:3mj3lv0+0
「ど、どうしたんだ?」

「買ってあげる、貧乏臭さが滲み出てて恥ずかしいの」


ありがとございます!シャットアウラお嬢様!と叫ぶ上条を冷たい目で見ながら会計を済ます。

何年も無欲な生活をしていたせいか、お金なら有り余っているのだ。

使うのは家賃と最低限の惣菜だけだ。料理なんてする気もないし出来ない。

三十路を過ぎた独身OLか、とシャットアウラは少し落ち込んでコンビニを出た。

卵を上条に手渡すと、適当なベンチに越しかける。袋の中から焼きプリンを取り出して、口に運んでいった。


「……美味しい」


上条はその隣でプリンを食べているシャットアウラの以外な表情に驚きながらも、微笑ましく見ていた。

食べ終えたプリンカップをゴミ箱の中に投げ捨てる。

少し大きい溜息をついたシャットアウラは、空を見上げた。夕陽に染まった白い雲がふわふわと浮いていた。

これからどうすればいいのか。

シャットアウラは相談する相手を探していた。しかし友人なんてものは居らず、学校も特例公欠だし、相談できるのは冥土帰しや上条当麻しか居なかった。


「相談があるんだけど」

「どうしたんだ?」

「住んでた寮が二ヶ月分の家賃滞納と、音信不通で強制立ち退きさせられたらしくて、家具なんかは病院の荷物置き場にあるらしいんだけど。
どうすればいいと思う?」

「……うーん、新しく借りればいいんじゃないか?」

「……そうだな、そうすることにする」



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