過去ログ - シャットアウラ「ここは……」冥土帰し「病院だね?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2013/03/04(月) 01:13:18.06 ID:3mj3lv0+0
一端覧祭も終わり、再び忙しいムードが漂いはじめた学園都市。
最先端の科学を扱い学園都市のとある病院では一人の少女が目を覚ました。
「ここは……」
少女の最後の記憶はあの少女と最後に歌った事だ。
それからの記憶が無い。あの崩れゆく建造物の中でどうやって助かったのか。
その時、カエル顔の医者がノックもせずに入ってくる。目を覚ましている少女の顔を見て少し驚いたカエル顔の医者だったが、何故か薄く微笑んだ。
「ここは……どこなの?」
「ここは病院だね?」
「病院……」
少し窓が開いているらしく寒い風が入ってきた。体を震わせる、というアクションを起こす前に疑問が生まれた。
今はいったい何月何日かという事。寒い風、窓から見える枯れ木。道行く人々の服装。
それらがもう冬だという事を示していた。
「今は、一体何月何日!?」
「11月の21日だね。宇宙エレベーターの件からは二ヶ月ほど経っているよ」
「あれから……二ヶ月?」
少しだけめまいがした。二ヶ月もの間少女は眠ってしまっていたのだ。
気持ちを落ち着かせようと、息を吐いて再び寝転がった。
窓から見える景色はまさしく冬で、最後に見た景色は夏も抜け切れていない暑い街だったから、少し違和感を感じる。
最後どうなったか、なんてのは知らない。
レディリー=タングルロードは死んだか、上条当麻は死んだか、鳴護アリサは結局消えたのか。
考えても無駄なのに、考えてしまうのは人並みの感情を持っているからか。
微妙に開いている窓から、ピアノの音が入り込んでくる。ノイズになることもない、音程だって把握できるし、何より音楽は綺麗だという事も理解できる。
少女の名前はシャットアウラ=セクウェンツィア。
シャットアウラは突っ立っているだけの冥土帰しに質問した。
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