過去ログ - 【咲安価】　京太郎「……変、身ッ！」　１０クール目【仮面ライダー】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】　京太郎「……変、身ッ！」　１０クール目【仮面ライダー】

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422:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/07(木) 07:28:09.80 ID:NMRpKHbs0
カーテンの間から覗く光、小鳥のさえずり。
朝を迎えた。
潤井正純（男子２番）は耳障りな目覚ましのアラームのスイッチを叩くように押し、まだ開かない目を擦った。
大きな欠伸を一つした後、ゆっくりと二段ベッドの梯子を降り、足の踏み場もないほど散らかったフローリングを歩き、やや黄ばみの目立つ水色のカーテンを開けた。
輝くような朝の光に目を細める。
今日もいい天気になりそうだ。

「匡充、起きて、朝だよ」

二段ベッドの下の方でタオルケットを頭まで被った梶原匡充（男子４番）に声をかけるが、返事はない。
正純は溜息を吐き、傍に落ちていたクッションを掴むと、それを匡充の頭部目掛けてバレーのアタックのように打った。

「まさずみぃ…バレーの練習は外でやってよぉ…」

匡充は中性的な顔を少しだけ出してむにゃむにゃとそう言った後、すやすやと寝息を立てた。
正純はクッションを掴み、それを匡充の顔に思いっきり押し付けた。
更に馬乗りになり、匡充の脇をくすぐった。

「うわ、うわっ、あはははっ、やめっ…やめてよぉ！！」

「とっとと起きないとやめない！！
　食事準備の当番だろ、今日は！！」

「起きます、起きます、だからやめて…でぇいっ！！」

「甘いっ！！」

匡充の反撃をベッドから飛び降りる事でかわした。
しかし、匡充は続いて飛び降り、正純に圧し掛かった。
匡充は小柄だが、その圧力に正純は思わず咳込んだ。

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