過去ログ - 【咲安価】　京太郎「……変、身ッ！」　１０クール目【仮面ライダー】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】　京太郎「……変、身ッ！」　１０クール目【仮面ライダー】

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797:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 09:38:54.99 ID:eXxZahjZ0
滝川は毛布を最後に詰め込んでジッパーを閉めた。
荷物を床に置くと、教室を見回した。

「説明はここまでです、何か質問は？」

以下略

798:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 09:39:50.94 ID:eXxZahjZ0
妃はほっと胸を撫で下ろした。
今の今まですっかり忘れていたが、家族は無事らしい。
もしかしたら怪我はしているかもしれないけれど。

　

以下略

799:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 09:40:55.31 ID:eXxZahjZ0
植本邦幸（男子三番）は、廊下を駆けた。
端まで行くと、そこは出口だった。
左に目を遣ると、そこは巴ヶ丘中学校よりは小ぢんまりとしたグラウンドが広がっており、正面には正門、左側は植木となっていた。

邦幸は肩で息をしながら、歩みを進めようとし、その場に崩れ落ちた。

以下略

800:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 09:42:17.08 ID:eXxZahjZ0
そんな邦幸が、問題クラス３年２組に配属された。
問題児クラスとは言われるが、みんな個性があった。
誇れることが何もない邦幸は、やはり人と一緒にいるのが怖かった。
喋ることができる相手といえば、病弱だが温和な楪静眞（男子十九番）と、静眞とは旧知の仲であるという直くらいだ。

以下略

801:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/08(金) 10:00:11.81 ID:Rpt0zwzJo
とりあえず相談時間を得られたのが今回唯一の+か……いや最初からあってしかるべきだったと思うけど

802:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 10:10:48.63 ID:eXxZahjZ0
「ねえ…植本…植本だよね…ッ！？」

　

後ろから不意に名前を呼ばれ、邦幸は心臓が飛び出そうな程驚いた。

以下略

803:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 10:11:24.07 ID:eXxZahjZ0
舞が、邦幸の懐へ飛び込んだ。
どっという鈍い音が、体に響いた。

「…え……？」

以下略

804:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 10:12:18.59 ID:eXxZahjZ0
舞は荒い息をしたまま、邦幸を見下ろした。
うっすらと目を開けているが、動かない。

死んだ。
あたしが、殺した。

以下略

805:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 10:13:20.80 ID:eXxZahjZ0
外から聞こえた悲鳴は、教室に残る者たちの不安をかき立てた。
当然だ、まだ３人しか出発していない。
それなのに、まだ幼い植本邦幸（男子三番）の声も、高く大きな浦原舞（女子二番）の声も、ややハスキーな江南佳菜彩（女子三番）の声も、全て聞こえた。

外で、もう戦いが始まっているということか。

以下略

806:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 10:14:09.83 ID:eXxZahjZ0
小さく名前を呼んだが、最後列からの声が届くはずもなく、生馬はデイパックを抱きかかえて出て行った。
暫くして、生馬の悲鳴が聞こえた。
何かを喚いているようだったが、言葉は聞き取れなかった。

誰かに襲われた？

以下略

807:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/08(金) 10:14:57.53 ID:eXxZahjZ0
「女子七番・相模夕姫さん」

名前を呼ばれ、夕姫は立ち上がった。
真澄が出発して２分後、ついに自分の番が来た。
鞄を肩に掛け、深く息を吐くと、前に出て行った。

以下略

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