過去ログ - 青ピ「僕はただの変態やで?」絹旗「そんなことは超分かってます」
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2013/03/10(日) 19:01:34.96 ID:fbGeCcdI0
「キャパシティダウンが効いていないということはレベル0か…。おい少年。死にたくなければ今すぐここを立ち去るんだ」
絹旗を庇うように黒服の男達の前に立ちふさがった一人の少年に、男達の一人が何の躊躇いもなく拳銃を少年に向けた。
だが優しそうな表情を浮かべた少年はそれに物怖じすることなく、未だ冷静に突っ立っている。
パァン!
乾いた発砲音。
街中には似つかわしくないその音に一番驚いたのは絹旗だった。
「(一般人に向かって発砲……!?返事も超まだじゃなかったですか!)」
この男達が学園都市の闇の人間であることはほぼ間違いない。
とすれば極力一般人を巻き込むような真似はしたくないはずだ。
少なくとも目の前に現れた少年があからさまな抵抗及び反抗さえしなければ発砲はされないはずと予想していた絹旗にとって、それは異常なほどに早過ぎた発砲音だったのだ。
だが、驚くのはまだ早かったのかもしれない。
「発砲? 随分と物騒やなぁ。そんな躊躇いもなく人って撃てるもんなんや」
平然と。
まるで今起こった出来事を客観的に見ていたような発言だ。
「効いていない……!?」
パァンパァンパァンっ!!
そんな様子にビビった相手数名が続け様に発砲する。
おそらく狙ったのは頭。
先程の発砲を防げたのは中に防弾チョッキでも着込んでいた可能性が高いからだといえよう。
確実に少年を殺しにかかった。
しかし……
「なんや。話すら取り合ってくれへんの?僕かてあんまり手荒い真似はしたくないんやけど」
少年は倒れていなかった。
「お、おい!キャパシティダウンは効いているのか!?」
「は、はい! 対象絹旗最愛は未だキャパシティダウンにより能力を発動できていませんから能力は使えないはずです!」
「だったらなぜあいつに弾が当たらないんだ!」
「(超ざまぁみやがれ……です……)」
ギリギリと締め付けられる頭で絹旗はそう思った。
焦るのも無理はない。
自分と同様に負ける要素がない状況をひっくり返されたのだから。
存分に焦るといい。
追い詰められた感覚を味わえばいい。
「超…ありがとうございます……」
最後の薄れいく意識のなかで、目の前の少年にお礼を言った絹旗はそのままバタンと地面に倒れた。
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