過去ログ - 青ピ「僕はただの変態やで?」絹旗「そんなことは超分かってます」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/10(日) 21:15:59.64 ID:fbGeCcdI0
「ん……」


少しずつ意識が戻ってきた。

まだ若干違和感の残る脳内だが、幾分マシにはなっているようだ。


「ここは……超どこでしょうか……?」


見知らぬ部屋、見知らぬベット。

生活感溢れる雑貨や家具が並べられていて、どうやら誰かの家のようだ。


「あ〜、起きたん? ごめんな。勝手に連れ込んだりして。せやけど起きそうにもなかったし、あんな路地裏で放っておくわけにもいかんやろ?」


部屋の奥から現れたのは、自分を助けてくれた少年だ。

すぐに、助けてくれた後自分を保護してくれたのだと理解した絹旗は礼を述べる。


「超ありがとうございます。あなたのおかげで助かりました。一時は超どうなるか気が気じゃなかったですから」


あの状況で出来たことといえば最悪な選択肢を免れることぐらいだ。

キャパシティダウンを向こうが持っているのであれば逆転の可能性は非常に低い。


「いいんよいいんよ。僕はただ可愛い子がお困りのようやったから助けただけやし。あ、別にやましい下心があったわけやないんやで?」


不思議だ。

たった一回言葉を交わしただけなのに。

この人は本当に下心は持っていない。

だから慌てるような様子もなくて、冗談交じりに場の雰囲気を和ませた。

心なしか、この人と話すのは心地よい。

絹旗はこの少年にそんな印象を抱いた。



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