過去ログ - 伊織「さようなら」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/12(火) 20:50:39.96 ID:fz9LGbgw0

アイドルに目を奪われて、羨んで、憧れて。
私はアイドルになって、自分を認めさせることに決めた。

アイドルになるためにはどうすればいいのか。
とりあえず、インターネットで検索すればいいでしょう。
そう思って、共用のパソコンを開いた。

休みの日を1日中費やして、私はたくさんの情報を得た。
アイドルは歌って踊るだけの存在ではないこと。
多くの地道な活動の上に存在していること。
オーディションは各プロダクションで行われていること。
プロダクションに所属しなければならないこと。

続けて調べても、プロダクションがありすぎて分からなかった。
東京だけでも、限りない数のプロダクションが存在するからよ。

そうしているうちに、1日が過ぎた。
今日は夢中になりすぎて2回しか食事を取っていない。夜になって、空腹が訪れた。
お腹がすいたら何か作ってはもらえるけれど、そんな気になれなかった。

あのサンドイッチを思い出してしまったから。
また食べたい。あのサンドイッチを。
材料は、なんだったかしら。どんな味がしていたかしら。

ゆっくりと記憶をたどりながら、食堂へと足を伸ばした。




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