過去ログ - 伊織「さようなら」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/12(火) 20:55:39.75 ID:fz9LGbgw0

お話があります、パパ。
ディナーを終えて、使用人も全員下がったその後に。
『ああ、やはりか』とでも言いたいような、そういう顔をしていた。

全て筒抜けだったのだろう。容易に想像はできた。
共用のパソコンを使っていたのだから。
履歴は消したつもりだけれど、方法なんていくらでもあったのでしょうから。

伊織。
私を呼ぶ声がだんだんと大きくなっていくのを感じる。
けれど既に私は踏み出したのだから。もう振り返ることはない。

私は、水瀬財閥の水瀬伊織ではない事を証明します!
友人に、世間に、社会に!そして自分自身に!
私が水瀬伊織であることを、認めさせたい!
その方法として、アイドルがしたい、そう思っています…

だから…

だから。




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