過去ログ - 伊織「さようなら」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/12(火) 20:57:11.16 ID:fz9LGbgw0

『…伊織は伊織だ、我が、愛する娘…それに変わりはないよ』
『―――けれど、伊織は、自分が認められていない、そう思っている』

はい。お父様もお母様も、私を心から愛してくれていることはわかっています。
けれど…

『けれど…水瀬財閥という言葉に縛られている』

はい。だから…私は。

『………』

『…やって、みたらいい』
『それで気が晴れるのならば、自分が自分だと、証明できるのならば』
『ただし…やるからには、頂点を目指して』

カードケースから、1枚の名刺を取り出して。

『プロダクションも探していたんだろう?古い知人だが、彼の所へ行くといい…話は、しておくから』
『信頼に値する、プロデューサー…いや、今は社長がいるから』

『きっと、彼のところなら』
『…伊織は、どんなアイドルになるのかな』

それはもう、決まっている。
星や朝より照る、ダイヤモンドのような。
永劫不変の存在に。




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