過去ログ - 僕が透明人間になった話
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37: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/14(木) 01:42:46.96 ID:EqI7Q24p0
そこにはしゃがみ込む少女と散らばった教科書。

原因となった男子はまるで気づかないように友人と話して教室を出て行く。


以下略



38: ◆EIVbeOiPes[saga]
2013/03/14(木) 01:47:45.68 ID:EqI7Q24p0
「大丈夫?あいつ、ひどい奴だよね」

少女に教科書を手渡す。

彼女の手元にあるプリントが水滴で濡れたようになっていたり、驚いたような大きな瞳が潤んでいたのは気づかないフリをした方がいいんだろうか?
以下略



39: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/14(木) 01:48:32.93 ID:EqI7Q24p0
急いでいるように少女は教科書を片付ける。

「本当にありがとう。また明日ね」

にこっと笑い、たたたっと教室を出て行った。
以下略



40: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/14(木) 01:49:06.27 ID:EqI7Q24p0
夜、ベッドで目をつぶりながら考える。

もちろん少女のことだ。

かなり前に一度だけ彼女と話したことがある。
以下略



41: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/14(木) 01:59:18.32 ID:EqI7Q24p0
「知ってるー?近所に恋愛の神様のいる神社があるらしいよー」

「それ知ってる!うちのクラスの女の子がお願いしに行ったんだって」

「そうなんだー。本当に叶うのかな?」
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/14(木) 09:50:25.93 ID:+OzIIU6r0
ヤンデレの匂いがする……?


43: ◆EIVbeOiPes[saga]
2013/03/16(土) 00:17:59.34 ID:aJYzcEvu0
直ったんだな



44: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/16(土) 00:18:27.60 ID:aJYzcEvu0
無意識に少女の席に目がいってしまうのが恥ずかしい。

まだ教室には数人しか生徒はいなくて、もちろん少女はいなかった。

朝起きたときもテンション高くて早めに登校してしまったのが裏目に出た。
以下略



45: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/16(土) 00:18:54.60 ID:aJYzcEvu0
異変に気づいたのは昼休みだった。

今日初めて口を開いた昼休みの昼食。


以下略



46: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/16(土) 00:19:20.80 ID:aJYzcEvu0
その後も幾度となく無視され、まるで少女と同じような状況になった。




以下略



47: ◆EIVbeOiPes[saga sage]
2013/03/16(土) 00:20:10.22 ID:aJYzcEvu0
シカトってここまで精神的にくるものなんだな……

一週間後には話す勇気がほとんどなくなった。

完全な無視。まるで僕がそこにいないかのように。
以下略



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