過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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479: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/06/21(金) 01:57:11.01 ID:JYrOZ1wro
「駄目だ、って言ったらどうする?」

「そうだなあ……」

そう言いながら、アサシンは手をポケットに突っ込んだ。
ただのポケットじゃない。あの白衣についたポケットは、アサシンの宝具だ。
かたわらのライダーが片足を前に出す。重心をずらす。ジャンプの構え。

アサシンの手が動く。
ポケットから引き抜かれた手にもし武器が握られていたら、俺達の関係は終わる。

だからそれよりも早く、俺は答えた。

「教えるよ。それも桜のために必要なんだろ?」

「……鋭いのか単純なのか。いや、余計なことを言った。続きを頼む。」

「まだ答えを聞いてない。俺は、桜のためなのかって聞いたんだ」

「ああ、その通りだ。僕は基本的にあの馬鹿なマスターのために動いている。ところで……」

溜め息混じりにそう答えてから、アサシンはポケットから取り出したものを俺に投げつけてくる。

「昨日から何も食べてないだろう。僕にキャスターのマスターの隠れ家を教え終わったら、食べるといい」

どら焼きだった。


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