過去ログ - 凛「まどか? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」 その2
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95: ◆7F1xhg7Fvs[saga]
2013/03/20(水) 01:14:34.63 ID:9dGL15oYo
「どういう影響が出てるかは分からないけど、君の魔術特性はそれに引かれると思う。
『切る』とか『納める』とか、そういったところじゃないかな。特性の把握は魔術の基本だから、あとで実験しよう」

アサシンの声が頭上から聞こえる。いつの間にか、その場にうずくまっていたようだ。

「相当ショックだったみたいだけど、どうする? こっちで休む? それとも戻る?」

思考がまとまらない。何か言葉を思い浮かべると、それが剣で断ち切られていく。
輝く刀身が美しくて、星の光が瞬いた。ちかちかと光が眩しくて、考えることができない。

「おーい、大丈夫?」

何か答えなくては。けれど何を。剣が美しい。鍔に刻まれた青い紋様は何を表しているのだろう。
何を、何を、何を――。広がる仮説と理屈の糸が、絡み合って気持ちが悪い。

「あまり長くこちらに入れておくのも危ないけど、このままにしておくのも良くないか……。間取ってスリープかけとくかな」

剣が美しい。だから光に?まれていって。白く意識が濁る。いや、この光を濁りと表現するのはおかしい。
どこまでも純真で、けれど借り物の理想が美しい。


剣が綺麗で、きれいで――。


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