過去ログ - 苗木「コロシアイ学園生活とか気にせず友達作り」霧切「その2よ」【安価選択コンマ】
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572:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/10(水) 00:21:28.33 ID:kG0jDGVW0
江ノ島がそう言った瞬間、僕は戦刃さんに借りたナイフを構えて突撃する。
下手な小細工をする余裕は無い、一瞬で勝負を決める――!

苗木「はぁああああああ!」

江ノ島「おぉ、凄い凄い」

僕が喉に向けて突き出したナイフを、江ノ島は大袈裟な動きで避ける。
反撃はこないが、また距離を取られてしまったようだ。
このままこれが続けばどちらが体力切れを先に起こすか……恐らく、僕が真っ先に倒れるであろう。

苗木「そうなる前に!」

今度は相手の四肢を狙いにいく。ナイフは急所を狙うようにしているが、本命は足を蹴飛ばす事だ。
ナイフに眼が向いてる今なら通じる筈――!

江ノ島「いい事を教えてあげましょうか? 目は口程に物を言うのですよ」

江ノ島は僕が蹴り上げた足に合わせる様に蹴りを入れる。
同じ蹴りだというのに、受けたダメージは相手より僕の方が多い。

苗木「がっ……」

鈍い痛みが足から全身に伝わっていく。
歯を食いしばる僕を、江ノ島は恍惚の表情で見ていた。

江ノ島「ねぇどんな気持ち? 女子高生に力負けした苗木君ねぇどんな気持ち?」

苗木「こ……のぉ!」

冷静な判断力を欠いた僕は、我武者羅にナイフを振り回した。

江ノ島「よっと」

そんな闇雲な攻撃は、江ノ島に当たらない。江ノ島はナイフを持った僕の手首を殴り、エレベーターの方へ弾き飛ばした。

苗木「しまった!」

江ノ島「余所見する余裕は無いと思います……」

彼女はナイフに気を取られた僕を掴み、僕を反対方向へ大きく突き飛ばす。
弾き飛ばされた先は、オシオキをする場所へと繋がる扉だった。


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