過去ログ - 春香「これからのきみとぼくのうた」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/16(土) 11:46:28.08 ID:bwJZNukvo
「い、いたのか春香……」
「はい、居ました。……どうして私に聞くの、真美?」
「みんなで食べたほうがおいしいかんね!」
「でも、私はなにもしてないよ……?」
「へぇ、独り占めするのかと思ってたけど、いいとこあるな、真美」
「そういうこと言っちゃう兄ちゃんはくすぐりの刑だっ」
手をわきわきとさせて彼のわき腹をくすぐろうとする。
「や、やめろっ」
ガタッと席を立ち、必死な表情で真美から距離を取った。
まるで苦手なものから逃げる子どものように。
「?」
「兄ちゃんはねー、くすぐられるのが苦手なんだよー」
「そんなわけないだろ。いい大人がくすぐりぐらいで――」
真美に諭している姿はいい逃れをしている様で……
密かに封印したものが解かれていくようで。
もう一度心の奥深くに抑える為に、私は隙だらけの彼のわき腹に手を伸ばした。
「こちょこちょ」
「だはっ……はるかッ!」
彼は体を大きく反応させた。
予想外の攻撃にビックリしたというより、本当に苦手だという反応だった。
「はるるんグッジョブだよ」
「なにしてるんだ! やめっ」
「意外な弱点ですねー」
「んっふっふ〜」
「やめろっ、危ないから離れろっ」
真美と二人で彼と遊んでいると、
「プロデューサーさんの仕事の邪魔をしちゃダメよ」
小鳥さんに叱られた。
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